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発電した電気で家計が助かる仕組みとは?

発電した電気が、どの様にお金のメリットになり家計を助けてくれるのでしょうか?
住宅用の太陽光発電の仕組みは、発電した電気はまず自宅で使い、使い切れず余った電気は自動的に売電出来るようになります。つまり、
① 発電中の時間は電気を電力会社から買わなくて良くなる(その分電気代が安くなる)
② 余った電気は自動的に売れる(売った電気は買取って貰えて売電収入が入る)
結論⇒①+②の合計が設置した事によって生れた経済効果となるのです。

具体的な例を出して詳しく説明しますね。
例えば、月の電気代16,500円(税込)のオール電化のお宅があったとします。
電気代の内訳と太陽光の条件は下記の場合で設置するとして解説します。

電気代内訳

基本料金2,200円
デイタイム使用料分100kwh (100kwh×36円=約3,600円請求される)
ホームタイム使用料分250kwh (250kwh×26円=約6,500円請求される)
ナイトタイム使用料分300kwh (300kwh×14円=約4,200円請求される)
合計電気代請求額16,500円

※わかりやすい様に電気料金の単価や使用料は大まかな数字で説明します。

太陽光条件

設置容量5.325KW(355W×15枚=5.325KW(パワコン5.5kw1台)
設置地域長野県松本市
屋根角度30度、切妻屋根
屋根方位
回路組全て同一枚数
メーカーQセルズ
電気の使用状況昼間は180kwh使う。それ以外は売電。
その他事情オール電化でスマートライフプランの方。影の影響無し。

電気代の請求がどのように変わって、どの位売電出来るのか?
まずは、①発電中の時間は電気を電力会社から買わなくて良くなる(その分電気代が安くなる)について説明します。

太陽光発電設置後、電気を買わなくて良くなる時間帯は発電している昼の時間です。つまりデイタイムとホームタイムの一部です。デイタイムとホームタイムの時間帯は図で確認して下さい。
デイタイムは太陽光が付くと限りなく0に近づきます。ホームタイムは約3分の1が太陽光の発電によって買わなくて良くなります。

タイムプランの時間帯を細分化し、朝晩に@(アット)ホームタイムを設定しました。電気のご使用をデイタイムからナイトタイムや@(アット)ホームタイムに移行していただくほどお得なメニューです。

時間帯区分平日土曜・日曜・祝日(注)
デイタイム9時~17時なし
@ホームタイム7時~9時
17時~23時
7時~23時
ナイトタイム23時~翌朝7時23時~翌朝7時

(注)土曜・日曜・祝日および1月2日、1月3日、4月30日、5月1日、5月2日、12月30日、12月31日

つまり、
デイタイム分は、0kwh×36円=ほとんど請求されなくなる (約3,600円安くなる)
ホームタイム分は、170kwh×26円=4,420円分請求 (約2,080円安くなる)
※250kwhのうち80kwh分、太陽光の発電から使った場合。
ナイトタイム分は、300kwh×14円=4,200円請求 (変わらない)
基本料金は2,200円です(変わらない)

という事は、16,500円だった電気代の請求金額は⇒設置後10,820円の請求となり、
⓵5,680円電気代が安くなった事になります。

つまり今回は5,680円分の電気代を安くするため、デイタイム分100kwhとホームタイム分80kwh、合わせて180kwh分の電力を太陽光の発電から使ったという事になります。

という事は、次に説明する売電出来る量は、総発電量から今回の場合180kwhを差し引いた分になるという事になるのです。

次に、②余った電気は自動的に売れる(売った電気は買取って貰え売電収入が入る)について説明します。
今回の場合でシミュレーションを行った結果、年間7,493kWhの電気を発電出来る予測という結果が出ました。月の平均は624kwhです。
※もちろん月ごとに発電量は変わりますがここでは平均の値で説明します。

先程①で電気代を安くする為に180kwhの電気を使ったので、売電出来る分は、
624kwh-180kwh=444kwhという事になります。

そして設置した年度の売電単価を掛け算すると、売電分として振り込まれる金額が出ます。
2021年度に設置した場合の売電単価は19円ですので、
444kwh×19円=8,436円売電出来るという事になります。
⓶8,436円売電として口座にお金が振り込まれるという事になります。

結論!太陽光発電を導入した事で家計が助かった金額は⁉
今回の場合は、⓵電気代が安くなった分は5,680円、⓶売電出来た分は8,436円ですので、
合計すると14,116円家計が助かったと言えるのです!

これはあくまで、1カ月分の効果です。1年間だと169,392円の効果となり、10年間だと1,693,920円の効果となります。

固定価格買取りが終わる11年後からは、②の売電分単価が7円~10円程度になると思われますが、例えば2021年の場合エネオス電気では11年経ったお宅の再エネ電気を10円で買い取りしており、その単価で計算すると、⓶444kwh×10円=4,440円となり、⓵の電気代を安くしてくれる効果と足すと⓵+②=10,120円という計算となります。つまり11年後以降も10,000円以上の効果が期待できるという計算となります。

しかも11年目以降は、電気自動車が一般的になっていると予想され、あまった電気は自分で乗る電気自動車の充電の為に使うという未来も考えられます。
また、蓄電池の性能が上がりもっと普及すれば今以上に多くの量の電気を貯めて使う事ができ、自由に電気を出し入れする事が可能な未来が来るかもしれません!

電気というエネルギーは今後も絶対に必要不可欠で、太陽光発電システムがあれば色々な未来に対応ができるというわけです!

いかがでしょうか?経済的効果も大きく、非常時にも使えて、環境にも良い、そして未来にも役立つ太陽光発電です。

まずは一度検討してみても良いのではないでしょうか?
その際は地元業者であるエスコミライズにご用命くださいね(^^)/

※ちなみに、太陽光発電にはメリット以外にもデメリットもある⁉
詳しいデメリットはこちらからご確認下さい。

(豆知識)
電気料金単価を詳しく知りたい!時間帯によって電気料金は違う⁉再エネ促進賦課金とは?

実は、中部電力のオール電化の料金プランは、デイタイム・ホームタイム・ナイトタイムで同じ1kwhの電気を使ったとしても、請求される金額が全然違います。
デイタイムは36.27円、ホームタイムは25.91円、ナイトタイムは13.70円、
つまり、同じ100kwh分使ってもこのように請求金額は変わります。

デイタイム⇒100kwh×36.27円=3,627円請求される
ホームタイム⇒100kwh×25.91円=2,591円請求される
ナイトタイム⇒100kwh×13.70円=1,370円請求される

そして、1kwhの電気を使うごとに、再エネ発電促進賦課金という再エネを広めるために皆から集められている費用も電気代に加算され請求されています。
2021年度は3.36円加算されます。昔2012年の頃の再エネ発電促進賦課金は0.22円だったので、10年で10倍以上にも金額が上がった計算です。今後も太陽光発電を含めた再エネをのばしていく事は地球の未来の為には絶対に必要な事だと思います。
ただそれに伴い、当分の間は再エネ発電促進賦課金も値上がっていく事が予想されています。

太陽光発電を設置する事で、発電した電気を使う昼の時間帯は、この費用は発生しないという事になります。という事は180kwh分自分で作った電気を使う事で、さらに180kwh×3.36円=604円も毎月お得に生活できるという事になるのです。